先週のオキチョビ戦の取材中に撮影した映像の編集と字幕入れ作業がようやく終わりましたw
チョットずつアップしていきたいと思います(^_^;

今回は試合2日目の様子です。

エリート戦における<2日目>というと、翌3日目に残るためのカット(足切り)が行なわれる日です。
2日目終了時点で上位50位以内であれば、翌日も釣ることができますが、51位以下の選手は「試合終了」になります。
さらに、賞金面においても、50位は賞金獲得ラインでもあります。
50位であれば1万ドルの賞金を獲得できますが、51位は賞金ナシです。

つまり、全8試合を50位以内でフィニッシュできれば、ワンシーズンで最低でも8万ドルの賞金を獲得できる計算。
といっても、エントリーフィーにそもそも4万3千ドルを先払いしているので、仮に8万ドルの賞金を獲得しても、利益は3万7千ドル。
しかも、ガス代や宿代などの参戦経費が1試合当たり1,500ドルは掛かるので、経費合計1万2千ドルを引けば、純利はたった2万5千ドルしか残りません。
今の為替レートだと、日本円で約210万円。
世の中では年収200万円台を低所得者と呼ぶそうですが、エリート選手の場合、全8試合を50位以内でフィニッシュするほどの活躍をしても、ようやくそのレベル…。
別に本職を持っているか、あるいはスポンサーとの契約がない限り、とても続けられないでしょう。
まさしく弱肉強食の世界です。

オッと脱線しました。
話を戻しましょう。

さて、34-5という超ド級ウエイトで初日をブッ千切ったイッシュ・モンローでしたが、2日目も24-15とやや落としたとはいえ、やはりこの日のヘビエストリミットを持ち込み、大きくリードを広げました。
2日目ウエイインステージのイッシュ↓
2012_okee_day2_ish
2日間の合計ウエイトは計59-4。2位のクリス・レーンとは実に14Lb差!

この2日目終了の段階で、イッシュ優勝!の流れはすでに出来上がっていたようにも思えます。
興味深いのは、イッシュと同じエリアで同じパターンを行なっていた選手が他に複数いたにもかかわらず、イッシュだけがビッグフィッシュをキャッチしてきたという部分。
イッシュがフリッピングパターンをやっていることは本人が早々に明かしていましたし、エリアが南端のペリカンベイであることも自分は初日の段階で知っていました。
というのも、初日に私が同船したマット・ヘレンが釣っていたのもペリカンベイだったからです。
そのヘレンは初日6-1で97位。
初日のペリカンベイでは他にも、リック・モリス(6-5で95位)やマット・リード(8-7で85位)、チャーリー・ハートレー(8-9で83位)もいましたが、全員見事なまでに大ハズシしてます(-o-;)
前回のエントリーでも書いたように、ペリカンベイでフリップすれば簡単に釣れたわけではなかったのです。

で、2日目に私が同船した選手ですが、
なんと初日ペリカンベイを釣っていたうちの一人、チャーリー・ハートレーだったのです!
したがって、2日目のハートレーとの同船は、イッシュの釣りを理解する上で大きなヘルプとなったのですが、それはさておき、まずは撮影した2日目のハートレーの映像を観てみましょう。
最初に断わっておきますが、例によって、音がジェット化してる箇所がありますw


オハイオ州出身のハートレーは48歳。ダスティン・ホフマン似で、バスプロらしくない超ナイスガイとして有名。本職は看板屋さんの社長で、トーナメントはいわば人生の余興として参戦している印象(これが一番でしょうね)。

映像の前半は朝イチで行なったシャッドスポーンパターンの様子です。
メインレイクに面したキシミーグラス帯のアウトエッジをスピナーベイトで釣ってます。
グラスエッジで産卵するシャッドを偏食するポストスポーナーを狙ったパターンですね。
今回のオキチョビに限らず、朝の一時しか続かない時間限定のパターンです。
ここでリミットメイクして、その後のフリップでキッカー狙いという戦略だったわけですが、映像を観ても分かるように、陽が昇ってから苦戦しました。
2日目のウエイトは11-13。
最終70位でした。

で、注目はこのシャッドスポーンなのですが、これが実は湖のあちこちで起こっていました。
前回のエントリーで紹介した大森貴洋のプラクティス映像。
あのグラスフラットでのバイブレーションパターンも、このシャッドスポーンだったわけです。

その大森選手ですが、2日目は12-9を追加し、計23-8としましたが、50位のカットライン(25-10)には届かず、59位で終えました。
2日目のウエイイン後に撮影したインタビュー映像があるので観てみましょう。
試合直後だけに、悔しさが全身から立ち上ってます(>_<)



当初、オキチョビ戦の後はテネシー州ダグラスレイクまで走ってエリート第4戦のプリプラを行なう予定でいた大森選手ですが、今回のオキチョビ戦が相当悔しかったらしく、予定を変えて、ちょうどマイアミで開催中だったWTA(女子プロテニス)でサビーネ・リシキを観て気晴らしをすると言ってましたw
まぁ、それもイイかもしれません。

ということで、今度は2日目のカットを通過した選手たちのインタビューを観てみましょう。
42位 フレッド・ルーンバニス
37位 宮崎友輔
33位 ケリー・ジョーダン
20位 ジェラルド・スウィンドル
4位 スキート・リース
の5名です。



最初からフリッピング一本だったケリー・ジョーダンを除いて共通しているのは、初日有効だったバイブレーションパターンが2日目には死んでしまい、フリップパターンへのアジャストを余儀なくされているという点です。

そんな中、流石だなと感心したのは、スキート・リース。
バイブレーションパターンが長く保たないことを予測した上で、初日のみその恩恵を享受し、2日目はフリップ中心に切り替えるという戦略。
頭の良さが光ってます。
KVDもそうですが、結局、最後にモノを言うのは「アタマの良さ」なのかもしれません。

本日はここまで。