アマケンが選んだ2014年米国プロツアー10大ニュース!

今日は大晦日!ということで本ブログでも10大ニュースってやつをピックアップしてみました(。・ω・)ノ゙
2014年の米国プロツアーを騒がしたニュースの中から私が勝手に選んだ「2014年米国プロツアー10大ニュース!」です。
ではさっそく10位から紹介しましょう!

10位:ランディー・ハウエルのクラシック優勝

動画は2014年2月23日、アラバマ州レイクガンターズビルで開催されたバスマスタークラシック3日目早朝のランディー・ハウエルを映したGoProオンボード映像。
朝イチの様子をまとめたもので、DemonカラーのDT6で釣りまくってるのが分かると思います。
rapala-dt-6-demon
↑コレです。ラパラDT6のDemon。
Demonはアイクのカスタムカラーシリーズのひとつで、まぁ平たく言えばレッドクロウです。
南部リザーバーにおける春の定番。

ハウエルはこの日、たった一カ所のスポットから29Lb2ozのビッグリミットを叩き出し、2日目11位からの大逆転優勝を決めたのでしたオオーw(*゚o゚*)w
そこは、とあるクリークのバックエンドに近い場所で、映像からも分かるように、ブリッジ(橋)周りです。
リップラップによってボトルネック状に狭まっているスポットのため、ベイトフィッシュとプリスポーナーのスクールが入ってくる可能性が高かった。
実はハウエルは同じ場所を初日も2日目も釣っていたのですが、2日目まではバイトがなかったと言っています。
それが3日目は朝から水温が上がっていて、前日までノーバイトだった場所が突然ハニースポット化していた、と……Σ('◇'*)エェッ!?

クリスチャンであるハウエルは、このブリッジへ朝イチで向かった3日目の自らの判断に宗教的意味合いを感じたようですが、宗教とは無縁の自分から見ても、たしかにそうかもしれないと頷けるものがありました。
なにしろ、ハウエルという選手はプロ歴こそ20年と長いのですが、これまでなかなか勝利に恵まれてきませんでした。
2013年にノーザンオープン戦を勝つまで、優勝経験は2004年のE50戦のみ。
しかも、そのE50戦はシリーズ4試合でポイントを競い合うフォーマットであったため、各試合の優勝賞金はわずか5,000ドルだったのです……。
実際、ハウエル選手はプロツアー参戦を続ける上で経済的に厳しい状況が長く続いていたと聞いています。
最終日に29Lb2ozを釣って大逆転優勝を決めた2014年クラシックのランディー・ハウエルはたしかに何かに導かれていたようにも見えました。


9位:ジェイコブ・ポロズニックの活躍
ハウエルの話が長くなりすぎてしまったので少し巻いていきます( ̄▽ ̄;)!!
2014年エリートシリーズでもっとも目立っていた選手が誰かと言えば、成績の上ではやはりAOY(アングラーオブザイヤー)を獲ったグレッグ・ハックニーということになるでしょう。
が、ランキング3位でROY(ルーキーオブザイヤー)を獲得したジェイコブ・ポロズニックの活躍っぷりのほうが個人的には目立っていたように見えました。

動画はポロズニックがエリート初優勝を決めたルイジアナ州トレドベンドリザーバー戦2日目の朝のGoProオンボード映像。
彼もまたハウエル同様、リビンストンルアーズと契約していますが、投げているのは明らかにビジョン・ワンテンであることが分かりますよね。
この試合でのポロズニックは、シャッドの産卵に絡んだ沖のジャークベイトパターンを早朝にやった後、陽が昇ってからはシャローでのサイトパターンでキッカーを狙うという2つの戦術を組み合わせた複合戦略を取っていました。
見た目とは裏腹に(´∀`*)、非常に器用な選手という印象を受けたのを鮮明に覚えています。
Basser #277(2015年1月号)ではポロズニック選手のインタビュー記事が出ていますので、もし興味がある方は読んでみてください。


8位:強すぎるブレット・ハイトのチャターベイト
テクニック系で2014年に強く印象に残ったのは、エリート開幕戦(ジョージア州レイクセミノール)をチャターベイトのみで優勝したブレット・ハイトでした。

チャターベイトというルアーにしても、ブレット・ハイトとチャターベイトという組み合わせにしても今更なのはその通りなんですが……、今更ながら……強すぎwですよね。
実際、このエリート開幕戦の約1カ月前にフロリダ州レイクオキチョビで開催されたFLWツアー戦もやはりチャターベイトで優勝してます。
つまり、2014年のハイトは、チャターベイトだけで2つのプロ戦を優勝しているわけですΣ(・ω・ノ)ノ

ハイトと言うと、やはりチャターベイトで圧勝した2008年FLWの2試合(フロリダ州キシミーチェーン戦とカリフォルニアデルタ戦)が思い出されますが、あれから6年経って、チャターベイトがすっかり定番化している今になっても、チャターベイトで強いのはやっぱりブレット・ハイトだという現実……。
ハイトのチャターベイトについては、Basser #278(2015年2月号)でも書きましたので、よかったら読んでみてください。


7位:アイコネリが地元フィラデルフィアで優勝!

フィラデルフィア(ペンシルベニア州)の足下を流れるデラウェアリバーを舞台に行なわれた2014年エリート第7戦は、対岸のニュージャージーで生まれ育ったマイク・アイコネリにとってはまさに地元での試合でした。
ローカルと呼べる選手がアイクひとりであったため、アイクが圧倒的なアドバンテージを持っているといった不満の声も開催前から多かったわけですが、いざ蓋を開けてみれば、ローウエイトながらアイクが圧勝というそのまんまの展開Σ(゚д゚;)
7ftもの干満差が起こるエリート史上かつてないタイダルウォーターとプアーな魚影に多くの選手たちが翻弄されてしまい、あのKVDが97位という最悪の成績で終わったのもココでした。
が、だからといって試合が白けたかと言えば、むしろ反対で、上の動画を見ても分かるように、地元ファンの大声援は耳をつんざくばかり。
ウェイインステージの賑やかさという点では、稀に見る大盛り上がりな試合となったわけです。
エリートの場合、バスフィッシングがあまり盛んではない地域のほうがむしろウェイインが盛り上がるという傾向がここ数年あるのですが、これはいったいなぜなんでしょうね……。

6位:AOYチャンピオンシップ戦が3日もキャンセルに!

9月下旬のミシガン湖北部、ベイドノックで開催された2014年AOYチャンピオンシップ戦は、木曜の初日が行なわれた後、金曜、土曜、日曜の3日間が悪天候のためキャンセルになるというB.A.S.S.史上かつてない事態に見舞われました。
最終的に、月曜に「2日目」が決行され、それを最終日としたのですが(実質2日間)、そもそも9月下旬という荒れやすい時期にベイドノックで開催すること自体どうなのか?という運営に対する不信が多く出たのは当然でしょう。
これを受けて、当初10月にスタージョンベイ(ミシガン湖北部)で予定されていた2015年AOYチャンピオンシップは9月中旬に日程が変更されました。
が、それでもヤバイ!という声も聞かれる現状……。
9〜10月なら普通に南部のどこかでやればいいものをと思うのですが、ミシガン州観光局による巨費を投じた観光客誘致プロジェクト「ピュア・ミシガン」に乗っかるというのが運営サイドの目的らしく、ミシガン州での開催は絶対に外せないようです。

動画は、YouTubeに多数アップされている「ピュア・ミシガン」のPVのひとつ。
以前、本ブログでも紹介したMLFがミシガン州某所で行なわれた際の映像。
ミシガン州出身のKVDが5ポンドのスモールマウスをサイトで釣ったシーンから始まります。


5位:深江真一、B.A.S.S.ノーザンオープン優勝!
4位:
伊豫部健、2015年エリート出場決定!
2014年にプロツアーで活躍した日本人選手と言えば、やはりこの2人でしょう!
両選手とも来期2015年のエリートシリーズ出場を目指して2014年オープンシリーズに参戦していました。
伊豫部選手はセントラルオープンをランキング6位でフィニッシュし、来期エリート出場資格をついに獲得!

深江選手のほうも、オープンシリーズからのエリート出場こそ叶いませんでしたが、その代わり、NY州レイクシャンプレインでのノーザンオープン第2戦を優勝して、2015年クラシック出場資格を獲得しました。
来年2月のクラシックで優勝することができれば、クラシックチャンプ枠を行使しての来期エリート出場が実現します。
ちなみに、来期の深江選手は今のところB.A.S.S.オープンシリーズの3地区すべてに参戦する予定でいるらしく、2016年エリート出場のチャンスを最大化する計画のようです。


3位:FLW公式スポンサーからシェビーが離脱!
FLWの主要スポンサーの一つであったシェビートラック(GMシボレーのトラック&SUV部門)が来期の契約を更新しなかったというニュースが伝わったのは11月。
これまた驚きのニュースでした。

シェビーと言えば、その昔はレンジャーボートとともに長らくB.A.S.S.の公式スポンサーであったわけですが、FLWのほうでも創設時(1996年)から公式スポンサーになっていました。
B.A.S.S.がESPNに買われた後、2004年にシェビーはB.A.S.S.の公式スポンサーを離れ、以降、バスフィッシングトーナメント関連ではFLWとだけ契約を続けてきました。
その際、ラリー・ニクソンやディオン・ヒブドンなど以前からシェビーとプロ契約を結んでいた選手たちもB.A.S.S.からFLWへと流れたわけです。
そしてその翌年、B.A.S.S.にトヨタが公式スポンサーとして加わったことで(正式には2006年)、米国プロツアーでは、FLW(シェビー)対B.A.S.S.(トヨタ)の勢力図ができあがりました。

今回のニュースは、まさに米国プロツアー内におけるシェビー対トヨタの勢力争いに終止符が打たれるということを意味します。
つまり、シェビーはついにバスフィッシング市場から手を引くわけです。
動画は2014年に全米で流れたシェビーのCMです。
出演するのは、
2010年にFLWのAOYを獲得し、シェビープロチームに所属してきたブライアン・スリフト。
シェビーチームが解散となる来期は、このスリフトやジェイ・イエラス、ラリー・ニクソンといった有名選手たちのシャツからも「CHEVY」の文字が消えることになりそうです。


2位:バスプロショップスがレンジャーとトライトンを購入!
これも年末になって飛び込んできた衝撃のニュースでした。
いまだに信じられない話ですが、間違いなく事実のようです。
詳しくはこちらこちらを読んでみてください。


1位:KVDのクラシック連続出場が24回で止まる!
2014年で個人的にもっとも衝撃的だったのはやはりコレです。

動画は2014年エリート第8戦、NY州カユーガレイク戦Day2、スタート前のケビン・バンダムのインタビューです。
この前の試合、すなわち第7戦を終えた時点でのKVDのポイントランキングは42位でした。
例年のような上位ではないですが、それでもまだ、上位50人だけが出場できる最後のAOYチャンピオンシップ戦にギリギリで残れるポジションでした。

ところが、カユーガ戦の初日、KVDは14Lb4ozで44位と出遅れてしまい、一気に2015年クラシック出場に黄色信号が点灯しました。
1990年のデビュー以来、一度たりとも点灯したことのない黄色信号が灯った瞬間でした。
2日目のスタート前に撮影された上の映像には、後のない状況に追い込まれたKVDの今まで見たことがない焦りが感じられます。
「今日は自分にとってシーズンの掛かった重要な日だ。絶対やらなければならない……」

が、その焦りは完全に裏目に出てしまい、2日目のウエイトは10Lbちょうど。
順位は70位に後退し、最終ランキング53位でシーズンを終えました。
24年に渡って途絶えることなく続いてきたKVDのクラシック連続出場がこんな形で唐突に終わろうとはまったく予想していませんでした……。
これははたして「ひとつの時代の終わり」を意味するのかどうか……。
それは2015年に分かるのかもしれません。

それでは、良いお年をお迎えください!


2015年エリートシリーズ出場選手が公式発表!

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来期2015年のB.A.S.S.エリートシリーズ出場選手の顔ぶれが公式発表されました。
昨年より5名増えて、これまでで最多の計113名!

2015年エリート出場選手リスト(アルファベット順)
*緑字はルーキー
Randy Allen
Casey Ashley
Scott Ashmore
Josh Bertrand
Tommy Biffle
Stephen Browning
Brandon Card
Brent Chapman
Hank Cherry
Jason Christie
Rick Clunn
Keith Combs
Brandon Coulter
John Crews
Cliff Crochet
Mark Davis
Ott DeFoe
Kurt Dove
Boyd Duckett
Brent Ehrler
James Elam
Paul Elias
Edwin Evers
Todd Faircloth
Seth Feider
Micah Frazier
Shaw Grigsby
Greg Hackney
Charlie Hartley
Kevin Hawk
Matt Herren
Kenyon Hill
Brett Hite
Davy Hite
Timmy Horton
Randy Howell
Michael Iaconelli
Ken Iyobe
Kelley Jaye
Carl Jocumsen
Alton Jones
Kelly Jordon
Steve Kennedy
Mike Kernan
Kotaro Kiriyama
Gary Klein
Koby Kreiger
Jeff Kriet
Bobby Lane
Chris Lane
Russ Lane
Kevin Ledoux
Jordan Lee
Matt Lee
Brandon Lester
Jared Lintner
Stephen Longobardi
Bill Lowen
Justin Lucas
Aaron Martens
Billy McCaghren
Mike McClelland
Mark Menendez
Jared Miller
Yusuke Miyazaki
Ish Monroe
Andy Montgomery
Chad Morgenthaler
Paul Mueller
David Mullins
John Murray
Britt Myers
James Niggemeyer
Takahiro Omori
Cliff Pace
Brandon Palaniuk
Chad Pipkens
Clifford Pirch
Keith Poche
Jacob Powroznik
Cliff Prince
Matt Reed
Skeet Reese
Derek Remitz
Marty Robinson
Dean Rojas
Scott Rook
Fred Roumbanis
Zell Rowland
Bradley Roy
Joseph Sancho
Casey Scanlon
Bernie Schultz
Terry Scroggins
Morizo Shimizu
Kevin Short
Fletcher Shryock
Dave Smith
Brian Snowden
Gerald Swindle
Randall Tharp
Dennis Tietje
J Todd Tucker
Jonathon VanDam
Kevin VanDam
Byron Velvick
Greg Vinson
David Walker
Nate Wellman
David Williams
Jason Williamson
Boo Woods
Chris Zaldain

来期ルーキー(緑字)の中に、伊豫部健の名前もしっかりありますね。
これで2015年エリートシリーズに出場する日本人選手は史上最多の5名ということになるわけですが、2月のクラシックでもしも深江真一が優勝すれば、クラシック勝者枠を行使して日本人選手が6名になるという展開もありえますΣ(・ω・ノ)ノ
しかも、その可能性は今回のクラシックの場所(ハートウェル)を考えると、決して低くないように思えるわけで……。

実に楽しみ!

で、ルーキーの中での注目株はイヨケン選手を除くとやはりセントラルオープン3位で出場資格を得たカール・ジョーカムスンですかね。
エリート初となるオーストラリア人選手です!
クイーンズランド出身の29歳で、2012年からオープンシリーズに参戦し始めて、挑戦3年目にしてついにエリート出場権を獲得しました。

下はそのジョーカムスン自身が多額の経費を必要とする来期エリート参戦のための寄付を募っている動画。

こういった参戦のための募金活動って、日本だと抵抗を感じる人もいるのではないかと思いますが、クラウドファウンディング隆盛の今ならたしかにやってみる価値はありそうです。
仮にそれで資金が集まらなくても、自身のPRに積極的な姿勢を見たどこかの企業がスポンサーにつく可能性もあるかもしれませんし。

ところで、エリートシリーズの外国人選手というと、以前の「ツアー」「トップ150」時代まで遡ってみても、
カナダを除くと、日本人のみしかいない状況w(゚o゚)w オオー!
そう考えると、現在エリートに参戦している日本人選手はもちろん、過去のトップ100やトップ150に出場していた日本人選手も本当にスゴイなぁと思いますよね。
来期はオーストラリア人のジョーカムスンが加わって、エリートもちょっとだけインターナショナルになりそうですな。

来期エリート出場選手リストに関しては他にもいろいろ書くべきことがありますが、またあらためましょう。



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